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晴雨計のこと その13

コラム最終回は
手段と目的は違うということを書きました。
ぜひぜひ知っていただきたいことです。
メッセージは
皆様、豊かな人生を過ごしましょう。
です。

第13回、手段と目的を間違えないで 10月26日分

私のコラムも今回で最後になりました。今回は健康志向の高い方がおちいりやすいワナをお教えします。それは手段と目的が一緒になってしまうということです。つまり手段と目的は違うということを今一度確認してほしいのです。
3年前、冒険家、三浦雄一郎さんが75歳でエベレスト登頂をなしとげました。もう一度エベレスト登山をしたい、エベレストからの絶景を見たい、限界にチャレンジしたい、その過程をアンチエイジング研究に生かしてもらいたい。というのが目的だったそうです。
そのためになんと5年間もかけて身体作りをしていきました。さて、この身体作りは手段です。目的を持った人はどんな大変なことでもできるというよいお手本でした。そうなのです。若々しく生きるためには目的や生きがいが必要で、元気でいると言うのは実は手段にほかならないのです。
たとえばお孫さんの成人式が見たい。が目的だとします。そのために大病せず健康でいたい。としたらそれは手段です。もし目的が元気になることになってしまうと単なる健康オタクになってしまい、本末転倒です。
私が最後に言いたいこと。それは人生の目的、生きがい、そして夢を持っていただきたいということです。それがいつまでも元気で若々しく生きてゆく源になるのです。
日々の健康は日々の生活習慣が作ります。近道はありません。毎日コツコツと積み上げていくしかありません。人生と同じです。
今の自分は過去の自分が作ったもの、これからの自分は今の自分が作りだしていくものです。焦らず、諦めず、こつこつと、やっていくしかありません。かく言う私も日々内科の勉強をしながら、簡単で長続きする体操はないか、便利で多くの方におすすめできる生活習慣はないかと試行錯誤しています。
皆様、ぜひはつらつと元気にお過ごしください。元気で幸せな年長者が増えれば、後に続く若者も将来に夢を持つことができることでしょう。皆様の健康と実り豊かな人生をお祈りして筆をおきます。

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晴雨計のこと その12

夢のかなえ方について書いてみました。
いろいろあるでしょうが、
私はとにかくシンプルにシンプルに
こつこつ頑張ることだと思いますが。

第12回 10月19日分

夢は必ず叶う

私はほぼすべての夢が叶っています。私の夢とはお医者さんになること、医学博士となることでした。その他、結婚すること、子供を持つこと、自分の家を持つこと、車を持つこと、などすべてかなっています。面白いことに、一つの大きな夢が叶うと、それに付随して小さい夢も加速度的に叶うようになりました。そんなうまいことあるか、と殴られそうですね。ですが、私だけではありません。私の周囲の人たちを見ても、それぞれ自分の夢を叶えています。今回はそのコツをお教えしましょう。まず夢を決定する、それに向けて努力し続ける、すると夢が叶う。この3ステップです。なんだ、普通じゃないか。と思ったことでしょう。普通です。つまり、道はたくさんあるでしょうが、近道はないということが言いたいのです。私の場合、それほど、成績もよくなかったのですが、一念発起し、ずっと受験勉強を3年間しつづけました。毎日毎日、一日中勉強し続けました。その結果国立大学の医学部に合格しました。その後、医学博士をとろうと考え大学院に進学しましたが、定員制限があり、1年間受験を待たされ、おまけに、大学院在学中に、出産しましたから、1年間留年しなさいと留年命令が出る始末。医師として既に働いていましたが、働くのは1週間に当直のアルバイト1日だけと制限されていましたので、赤貧生活。庭で野菜を作って食べていましたし、子供のお誕生日のケーキは買わずにいつも自家製でした。実験の失敗は数知れず、論文を仕上げる時は、不眠症となり、神経性胃腸炎との戦い。悲惨極まりない生活でしたが、なんとか博士論文を仕上げたのでした。こんな生活二度といやだと思ったのと、あきらめなければなんとかなるものだなとも思いました。皆さんも夢を叶えているはずです。そういえばそうだったという事が必ずあるはず。お願いするだけで叶うとか、わくわくする方が叶いやすいとか書いてある本もありますが、実際的ではありません。やはり行動し、苦労があっても努力し続けないと夢は叶いません。
最後に、息子を有名大学に入れたいとか、娘をお金持ちに嫁がせたいとか、この類の夢はたいてい叶いませんよ。ご注意くださいね。

晴雨計のこと その11

”ご縁”とか”出会い”とか神秘を感じます。

第11回目 (10月12日分)

病気もご縁

日本には「ご縁」という考え方があります。「出会うべき時に出会うべき人に出会う。遅からず早からず。」というのが「ご縁」とのこと。私はこういう考え方が実は大好きです。内科医ですので職業柄、病気を持った人、そのご家族、病気そのものとの出会いが日常です。病気そのものは忌み嫌うもの、いやなものです。が、それを乗り越えて「ご縁」にしてしまう方は意外にも多くいらっしゃいます。
病気になり、1年間の闘病生活を余儀なくされたエリートサラリーマン。エリートコースを外れてしまい、入院中は精神的にあれていました。数年後、病院の外来で再会、同じ病気になった方々のためにボランティア活動をし始め、笑顔を取り戻したとのこと。その笑顔のさわやかなこと。大きなケガで何か月もの間、寝たきり生活を経験した大企業勤務のキャリアウーマン、眠れない日々を過ごしたのだそうです。会社からは戦力外通告。ですが、この経験で「自分は生かされている」と感じたのだそうです。奇跡的に治り、復帰後、起業し、現在は活躍中です。闘病生活をばねにして、よりよく人生を切り開いてたくましく生きていったそんな方々です。
かく言う私も39歳の時、重症の肝臓病となり、形容しがたいだるさや、明日死ぬかもしれないという恐怖を体験しました。運よく治りましたが、この経験はその後、医師として生きていく私にとって、患者さんの痛みを知る意味で大いにプラスになりました。また治す医療より、病気にならない予防医学の方が実は大切なのではないかと考えるきっかけともなりました。まさしく病気は「ご縁」だったわけです。
さて、このような大きな病気や大怪我などは人生のうちでそう何回も起きません。せいぜい1回か2回でしょう。ですが小さい出会いは1日に100個、200個たくさんあるように思います。テレビドラマの俳優さんのセリフだったり、ふと流れた歌の歌詞だったり、インターネットで得た情報だったり、本の中の一節だったりします。これらの出会いをご縁ととらえ日常生活に活かしていくことも生活を楽しく生きていくコツかなと最近感じています。皆さんはいかがでしょうか?

晴雨計のこと その10

”感謝すること”をテーマにコラムを書きました。
かなり反響があったようです。

私はまだまだよくできていません。
皆さんはいかがでしょう?

10月5日分
 感謝の心を持つ
 私の趣味のひとつに「成功者の研究」があります。いわゆる成功者の方たちの伝記などを読み、どのように育ってきたか、何を考えて、何を成し遂げたかを知ることです。さて成功者は洋の東西を問わず、共通点があります。努力家。目標を決めたらまっしぐらに進む。真面目で明るい性格。善意がある。謙虚で自然体。そして感謝の心を持っていることです。感謝の心って何でしょう?他の人に何か良いことをしてもらったら感謝してありがとうといいますね。これは「行動」に対して感謝することで普通の人のレベルです。成功していく人々は日常の生活の中ですべてに感謝するのだそうです。朝起きて生きていることに感謝する。太陽に感謝する。ごはんが食べられることに感謝する。仕事ができることに感謝する。というような「普段の生活の状態」に対して感謝するのです。今年3月11日の大震災で何の変哲もないごく普通の生活がいかにありがたいことか、考えなおした人は多いはずです。地震や津波は悲惨な出来事でしたが、日常に感謝することを再考する良い機会でしたね。さて私は内科医ですので、私流の感謝の方法を考えてみました。ご家族で今晩やってみてください。意外に楽しいですよ。体の部分一つ一つあげて感謝するのです。たとえば、目さんいろいろな物を見させてくれてありがとう、手さん動いてくれてありがとう。耳さんきれいな音楽を聞かせてくれてありがとう。とりわけ感謝したいのは心臓です。文句ひとつ言わず、一日10万回ちかく動いてくれているのです。これを感謝せずしてなんとしましょう。それから消化管。たくさん食べてもこなごなにしてくれて栄養素を吸収するのです。消化管は年中無休、休みなく働いているのです。すごいでしょう。感謝以外の何物でもないでしょう。このようにまず5つ、自分の身体の中から探してやってみてください。そうすると何が変わってくるか、なんとなく幸せな気持ちになってきます。そして益々感謝したくなります。さらに幸せな気持ちになります。感謝、幸福感、感謝、幸福感と良い循環が生じてきます。こうなったらしめたもの。あれっ、肩こりが軽くなった、こんな不思議なことも起こるかもしれません。まあ、やってみてください。損はしませんから。

晴雨計のこと その9

コラムにもダイエットこことを書いてみました。

これぐらい食べればこれぐらい太る
これぐらい制限すればこれぐらい痩せる
私は自分の体を使って試しています。

でもね、一番知ってもらいたいことは
栄養をとるということなのです。

第9回目 ダイエットの真実(9月28日分)



 ○○ダイエット、□□ダイエット、雑誌でも、テレビでも話題に事欠かないですね。ダイエットって。でもね、何だか変だなあと思うこともたくさんあります。今回はダイエットに関してお知らせします。そもそもダイエットって痩せるということを指すことが多いのですが、もとは「食事」という意味です。内科医は病気を治すため薬を処方しますが、食事によって改善する病気もたくさんあります。糖尿病、高脂血症、高尿酸血症、高血圧などです。特に糖尿病は治療の第一番が食事療法です。肥満の方が多くいることからダイエット療法(食事療法)イコール痩せることという印象になったのでしょう。ちなみに痩せている人を太らせる時もダイエット療法という言葉を使います。
ところで開業医になってから、多くの方の食事指導を行ってきました。食事はすべての基本、今日食べた物は数日後、かならず自分の身体の一部になりますし、活動するエネルギーは食事から得ているのですから大切なのですよ。食事指導をしていて感じることは、ほとんどの人が栄養学を知らないということです。学校で習ったはずですが、皆さん忘れているのです。私が言いたいことはただひとつ。「必要なものを必要なだけ食べる」ということです。痩せたいだの、太りたいだのはその次の話ですよ。では必要な栄養素の話です。3大栄養素は、炭水化物(糖質)脂質、タンパク質です。これにビタミン、ミネラルが加わって5大栄養素といいます。これは必ず食べなければならない必要なものです。ビタミン、ミネラルはカロリーがありませんが、炭水化物、脂質、タンパク質にはカロリーがあります。自分に必要な量を自分で知って食事を取らなければなりません。普段お医者さんに通院している方は、担当医の先生に聞いてください。肉体労働の方は多めに必要ですが、成人男性で約2000キロカロリー。女性で約1800キロカロリーです。次にバランスが大事。半分を炭水化物でとり、4分の1を脂質、タンパク質でとります。特にタンパク質は重要です。必要なものを必要な量だけ食べていると、太っている人は痩せてきますし、痩せている人は太ってきます。不必要に痩せる必要も太る必要もありません。これが本当のダイエットなのです。

プロフィール

claraclinic

Author:claraclinic
八木澤 久美子。内科医。4児の母。ワーキングマザーの方々へ何か参考になるかと思いブログを開設しました。クララクリニックのホームページへもどうぞ!

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